通関士の勉強法(短期成功のコツ)を合格者にインタビュー

――通関士は合格率が低いですし、勉強内容も専門的で簡単じゃありませんから、いい勉強法があったら知りたいと思っている志願者はたくさんいるんだそうです。
通関士合格者で、最初はまったくの素人だった方にどうやったら勉強法がうまくいくのかコツをお訊きしたいと思います。
「最初はいい勉強法を思いつかなくてたいへんでしたね……通関士の勉強の基本軸は、教科書を中心にして暗記をコツコツと続けていくことになっちゃうと思うんですけどね、通関士は暗記が7~8割を占めるといってもいいくらいの資格試験ですし。

――山ほど暗記することがあっても、なかなか覚えられませんよね?「はい。意味もわからずただ語句を覚えようとしても時間がかかるだけでした。
法令にしたって同じでしたね。仕組みを論理的に、『これこれこうだから……』
といった感じで理解していかないとわけがわからなくなりますから、まずその作業に慣れること。

ただ、わかるまで理解しようとしすぎるのもいけません。どうしても頭に入らない部分は後回しにして、やりやすいところを先にしてもOKでしょう。
わからない部分は、時間がたつとわかってくる部分もありますから。
通関士では、理屈っぽい理解と暗記のバランスをうまくとると進めると思います」

――時間を無駄にしない勉強法が通関士では大切だということですか。
「それもありますね。覚えることは本当に多いので。でも理由はほかにもありますよ。
通関士では3科目ともに60%が合格基準になることが普通です。解ける問題が多いほうがいいですけど、全問正解なんてことにこだわるのは無駄ですね。
まあ60%ちょうどでは足りないし、70%を軽く上回るくらいの正解率を目指せばOKです。
逆に言ったら、3科目全部を同じくらい得点できるようにしておかないと苦労しますよ。
苦手な科目が出てきたらそこをやる時間を増やす工夫はしてほしいと思います」

――なるほど。ただ、各科目で確実に半分以上の正解を出すのはたいへんですね。
今から通関士をやりはじめる人に、うまく得点力を養える勉強法のコツはありますか? 
「教科書だけでは実はいけませんね。通関士の勉強法では問題集が大事です」

――どんな問題集を使うといいでしょう? 
「まず前年の試験までの問題をたっぷりと取り寄せてやることが大事ですよ。
これは『ただ問題と正解が書いてあるものではなく、解説が豊富に書かれているもの』にしましょう。過去の問題を続けてやっていくと、どの科目でも、毎年の試験問題にどんな共通点があるのかがわかります。
どの科目も、年が変わると問題が一気に変わってしまうなんてことはないんですよ。

それにこれは他の受験者もやってますから、他の受験者が解けそうな問題は絶対に自分も解けるようにすることが必須なのです」

――問題集というと、予想問題集のことではないんですね。
「あ、予想問題集も大事です。でも先に過去の問題集をやりまくって、よく出される問題は必ずマスターしておくことです。問題集をやったあとだと、教科書を読むのも楽ですよ。
……わからなかった部分を探して読めばいいわけですから!過去の問題集をよくやってから予想問題集もたくさんやる時間をとるのがいい勉強法です!」